暑さが厳しさを増す中、熱中症患者が増えている。
病院に急搬送された人が、先週1週間で約9,000人を記録したそうです。連日1,400人から1,800人以上が緊急搬送され、その1週間で死亡した人は16人。
皆さんもご存じのように、熱中症とは、高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分などが失われてバランスが崩れたり、体の調整機能が破綻したりして起きる障害の総称であります。その前段階で、体液が正常値より減る「脱水状態」に気づくことで、早めの対処や予防につなげようと、医師などの専門家らが注意を呼びかけています。
亡くなる人や、重い障害が残る人も。例えば、吐き気・頭痛・意識障害・臓器の機能低下まで多様な症状が現れるそうです。しかし、気づかないうちに進行していることも多く「特別暑くもなく、体調不良もなかったので驚いた」と振り返る人も。これが俗に言う「かくれ脱水」症状です。
自覚せずに脱水症状になっている可能性が高いらしい。脱水状態になると血流が悪くなるため、 指先が冷たい・皮膚の張りがないなどの症状がでたら要注意です。
普段は水でもいいが、運動後や汗をかいた後はスポーツ飲料、大量に汗をかいた後や軽い脱水症状が疑われるときは、より塩分が多い経口補水液(水と塩、砂糖、レモン汁を混ぜてある飲料)が良いとか。気をつけたいのは、とにかく汗をかいた後に水を飲むこと。
「体液の塩分などが薄まるため、身体が元の濃度に戻そうと尿を出し、脱水が進む恐れがあり、経口補水液を飲むように勧めている」そうです。
麦茶や水では吸収されにくいので、対策にならない。スポーツドリンクは糖分の取りすぎ。人工甘味料のドリンクは、疲労回復に役立たないと聞いていて、私も悩んでいたところです。
専門家に聞きましたら、水や麦茶は胃ではなく腸から吸収するので、血液中に含有するスピードが遅くなる。ポカリスエット系は水よりは早いが糖分といった大切な成分と共に汗で出て行くスピードが早く、主に糖質しか摂れないので吸収率は弱い、甘いだけのスポーツ飲料系とほぼ変わりはないそうです。
私は、メーカーの回し者ではありませんがが、熱中症に一番治療に効果的な飲料は「OS-1」という飲む点滴だそうです。
皆さんも、塩分と水分を取って熱中症にならないようこの夏を乗り切ってください。
私も、今週末は上高地から北アルプスに行きます。ある程度リスクの高い年齢になっており、熱中症には十分注意して自分の身体は自分で管理して予防したいものです。