貯蓄を少しでも有利に増やしたいなら、金利がいい時期に合わせ年に一、二回、まとまった金額のお金を預けていくのも効果的です。金利の良さで比べるならネット銀行やネット支店の定期預金が候補。

 このような記事が新聞に載っていた。現在はキャンペーンでプレゼントが当たる銀行もある。例えば一年ものの定期預金の場合、ソニー銀行は0.7%(二月末まで)。新たに口座を開設し百万円以上預けるなら、住信SBIネット銀行は0.83%の特別金利に現金千円のプレゼントもつく(三月末まで)。300万円以上ならあおぞら銀行インターネット支店やオリックス信託銀行のeダイレクト預金も好金利。ただし、期間中でも金利が見直されることがあるので、随時確認を。

 気をつけたいのは、預入時の預金金利の水準や動き。大手銀行の定期預金を目安にすれば、現在は一年定期で一千万円未満なら0.07%なので、先に挙げたネット銀行の有利さがよく分かる。とはいえ昨年六月頃のキャンペーンでは百万円で1%以上の金利をつける銀行もあるから、現在は徐々に金利水準が低下してきた中での比較になる。

 金利が低水準のときは、好金利の預金でも預入期間を短めにして金利動向を注視することが肝要である。場合によっては余裕資金をすべて預けるのではなく、次の金利上昇時に預け分けるくらいの資金を残しておくのも一つの方法ではないか。

 ただ、ネット銀行にもメリット、デメリットがあるので次回にでも説明します。

 ちなみに、福井信用金庫では現在80周年記念で店頭表示金利プラス0.1%に抽選で32型デジタル液晶テレビ100本、ブルーレイレコーダー200本、地上デジタルチューナー500本のプレゼントがつく『ありがとう80定期預金』を発売している(三月末まで)。