午後3時を過ぎるとシャッターが降り顧客をシャットアウトする金融機関。少しずつサービスの幅が広がりました。それでも、真夜中、急にお金が必要になった人には対応出来ません。
しかし、深夜族にはなくてはならない現金の引き出しスポットがあります。今や、どこの街角でも見かけるコンビニ、年中無休で24時間営業。多くの人が何回も立ち寄っているのではないでしょうか。最近はその店内に、現金自動預け払い機・ATM機が置かれています。これは各銀行が場所を借りて置いているもので、いわば、銀行の出先といえます。
最近は金融機関の支店でも夜9時頃までキャッシュ・コーナーが利用出来るようになりましたが、それでも帰宅の遅い人や深夜族にとっては不便です。それに引き替え24時間営業のコンビニで引き出せれば、時間的にも余裕ができます。
店舗数ではすでに郵便局を上回っていて、郵便局にとっても脅威になると思われます。公共料金の支払取扱が急増していることから、すでにコンビニは一種の金融機関の性格を持ち始めています。今後、次々に新しい金融サービスを始めると、銀行というイメージが大きく変わってくることも十分に考えられます。文字通り「便利なコンビニエンス」銀行なのかと思わざるを得ません。ローソンのATM機設置状況は全国で1,500店舗を超えています。ちなみに福井県内では10月20日現在での設置状況は81台。セブンイレブンの設置状況は分かりませんが、全国で12,500店舗あり日本最大です。このようにすべてのコンビニがATM機を設置すると更に大きく変わってくるのではないかと思われます。