第2回目は、
必要資料の収集と各種調査を行うです。
今回は、
事前調査に必要な資料と調査方法について解説します。
①法務局調査
法務局調査では権利関係等の調査を行いますが、
収集する資料は下記のとおりです。
・不動産登記情報
共同担保目録付で取得するとよいでしょう。
対象不動産と共同抵当関係にある
他の不動産が記載されており、
対象不動産の確定や
担保徴求漏れの確認にも活用できます。
・公図
「地図に準ずる図面」として扱われ、
正確性に劣る場合があるので注意が必要です。
正確な図面は、
国土調査法に基づく地籍調査の結果が反映されています。
・地積測量図、建物図面
すべての地番に存在するわけではなく、
作成時期が古い場合、
長さが尺や間で記載されているので注意が必要です。
建物図面には
敷地上の建物の配置状況、
建物の形状、各階の形状が記載されています。
また、未登記建物の有無の確認に用いることができます。
②役所調査
・市役所、町役場等に赴き、
都市計画法や建築基準法等の規制、
上下水道、埋蔵文化財等の調査を行います。
◆ポイント
①担保の現地調査に行く前に、
法務局や役所で権利関係や各種規制等を調査する
②全部事項証明書や公図など
インターネットで取得可能な資料もあるため活用する
※次回は必要資料の収集と各種調査を行う その2です