住宅ローンを利用する際、最も気にするのが
「自分はいくらまで借りられるのか」という点ですが、
その目安の一つとして「年収の倍率」があります。
一般的に、住宅ローンの借入額は年収の5倍~6倍が適正と言われています。
住宅金融支援機構が発表した
「2023年度フラット35利用者調査」によりますと、
建物種類別(建て方別)の年収倍率は下表のとおりです。
◆2023年度の建物種類別の年収倍率と融資金額
建物種類別(建て方別) | 年収倍率 | 融資金額(前年度からの増減) |
土地付き注文住宅 | 7.6倍 | 4,171万円(+153万円) |
マンション | 7.2倍 | 3,889万円(+197万円) |
注文住宅 | 7.0倍 | 3,040万円(+73万円) |
建売住宅 | 6.6倍 | 3,092万円(-93万円) |
中古マンション | 5.6倍 | 2,393万円(-116万円) |
中古住宅 | 5.3倍 | 2,182万円(-110万円) |
※年収倍率は所要資金を世帯収入で除した数値
※融資金はフラット35(買取型)またはフラット35(保証型)の融資金額
このように、建て方の種類によって年収倍率は異なります。
特に、新築注文住宅やマンションは比較的高額なため、
倍率も高めになる傾向があようです。
次回は、「返済比率」についてご説明します。