<業況悪化の兆候はここに現れる>その3
企業の状況を把握するうえで、
社員の行動や表情、態度は重要な要素となります。
取引先訪問時に、
事務所や工場、倉庫、店舗といった現場において、
社員の次のような様子に気づいた経験はないでしょうか
・私語や雑談が多い
・スマホを触っている時間が長い
・間食している姿が目立つ
・立ち姿や座り方がだらしない
・電話が鳴っている時間が長い
・電話の対応や切り方が雑
職場の規律や適度な緊張感が保たれていないと、
会社全体の活力低下につながりかねません。
そして、
経営陣や管理職の方針・指示の徹底が不十分であったり
長時間労働や過度なストレス、
人間関係の悪さが活力低下の原因であったりする場合、
良好な業績の維持は期待しにくいものです。
一方で、目に見えた事象だけで
企業の状態を即断することは避けたいものです。
物事には二面性があります。
見えた・聞こえた事象で決めつけず、
その事象をどう解釈するかが重要でしょう。