<従業員の態度には組織風土が表れる> その2

今回は、現場ごとの着眼点をご説明したいと思います。

【工場では不稼働の設備がないかチェック】

  • 工場

工場では機械設備の状況に注目したい。

受注が不調なため、

あるいは段取りや動線が悪いため

稼働していない機械がないか、

老朽化の具合・メンテナンス状況はどうかを確認したい。

  • 倉庫

倉庫では、

保管エリアや棚の配置状況、

従業員や入出庫の動線が適切か

といった効率性・生産性に加え、

山積みの在庫・破損したパレットの使用といった

安全管理面が確認のポイントとなります。

  • 店舗

看板、のぼり、入口などの外観が

「入りやすい店舗」という

印象を与えているかが集客のポイントとなります。

   

店舗の売り上げは、

「客単価」「客数」「リピート数」の三要素で決まります。

店舗内では、

品ぞろえ、価格、品質、棚の整理状況、

販売促進の掲示や展示、接客態度を確認したい。

お客様へのあいさつは防犯対策としても重要であり、

万引きや強盗を防ぐためにも重要な役割を果たします。

   

店舗での5Sへの取組状況、

特に清潔さは客数やリピート数にも影響します。

店舗の周囲の清掃状況、床や窓ガラスの汚れ具合、

照明器具の色合いや明るさ、トイレの清潔さ、

レジ周辺の整理整頓状況等です。

    

倒産が増えてきているようです。

こまめに足を運び、

小さな変化に気づくことができれば、

業況悪化の兆候を

いち早く感じ取ることが可能となるはずです。