2024年3月
日本銀行はマイナス金利政策の利上げを決定しました。
一般的に市場金利の利上げは金利上昇につながり、
住宅ローンの金利も上がることが予想されますので、
不安に感じている人もいるでしょう。
住宅ローン金利の種類には大きく分けて3種類があります。
①変動金利型
②全期間固定金利型
③固定金利期間選択型
今回は、変動金利型タイプの
概要とメリット・デメリットをご紹介します。
1.変動金利型
借入期間中の金利が、
市場金利・短期プライムレート(注)に伴って変動する住宅ローンです。
(注)短期プライムレート
金融機関が信用力、格付けの高い優良企業に対して、
期間1年以下の短期貸出をする際の
基準となる金利のこと。
メリット
①金利が固定金利に比べて低く設定されており、
現在は過去最低の金利水準にあること。
②支払額の激変緩和措置が設けられているため、
金利が上昇したからといって
ただちに返済額も上昇しない。
デメリット
①金利が上下するごとに返済額が変わるため、
当初借入時に総返済額の確定ができない。
②将来どのタイミングで金利が上昇するのかは予測が難しく、
長期的な資金計画・返済計画が立てにくいため
ライフプランを策定しにくい。
③市場金利が上昇すると返済総額が増加してしまう。
次回は、全期間固定金利型タイプの
概要とメリット・デメリットをご紹介します。