【雰囲気から感じ取れる経営悪化の予兆】
①見知らぬ人が頻繁に出入りしている
バンクミーティングを行う、
弁護士が出入りする、
月に一度だった
顧問税理士の巡回監査がなぜか頻繁に行われるなどで、
会社の雰囲気とは違う背広姿の人が
頻繁に会社を訪れるようになるのは、
経営悪化の予兆です。
経営悪化とともに資金繰りが悪くなると、
状況把握や資金調達、資金繰りについて
どうすべきかの来社・打合せが増えます。
②社内の雰囲気が変わる
業績が悪化すると資金面が不安定になり、
顧客や取引先とのトラブル等が増え、
社員の士気も低下する。
企業情報や財務諸表など定量情報が、
実際に訪問したときの定性評価で印象と異なる場合、
そこに経営悪化の予兆が感じられるはずです。
以前は、
取引先訪問で事務所を見ればその会社が危ないかが分かる
と言われていました。
しかし、
最近は少し様子が変わってきているようです。
経営が悪化している会社ほど、
ドレッシングをして自社をよく見せようとしていることがあります。
このように
ヒト・モノ・雰囲気の小さな違和感を見逃さないことこそが、
経営悪化の予兆を感じ取るポイントになると見ています。