Q.担保不動産に適さない物件には

  どんなものがあるでしょうか

A.一般的に安全性、市場性、確実性がない

  物件が該当します。

①安全性

  担保不動産は物として、

  あるいは所有権等の権利に関し、

  また

  維持管理面からみて安全なものでなければなりません。

②市場性

  担保不動産は、

  ひとつでも換価処分が容易にできる可能性(流動性)を

  持ったものでなければなりません。

③確実性

  担保不動産は、

  将来にわたって

  価格や収益が確実なものでなければなりません。

  以上のように、

  安全性・市場性・確実性の3要件を

  満たしていない不動産を担保に取っても、

  債務者が倒産し、いざ任意売却・競売しようとした際に

  売却代金で融資残高の回収ができなくなることがあり、

  担保を取った

  目的を果たすことができない可能性がでてきます。

  しかし、

  不適格な不動産でも

  担保として全く評価がないわけではなく

  添え担保として

  その評価を保守的に行うこともできるようです。