抵当権と根抵当権の比較
抵当権 | 根抵当権 | |
被担保債権の特定性 | 有 被担保債権の消滅とともに抵当権も消滅 | 無 一定範囲内の不特定債権を 極度額内で担保 |
不従性 | 有 融資完済後に自動で消滅 (不動産登記簿上の記録は 抹消手続きが必要) | 無 一度設定すると債権者と債務者の合意なしには消滅しない |
随伴性 | 有 | 無 |
優先弁済権の範囲 | 延滞利息のうち最後の2年分 (後順位抵当権者や一般債権者がいる場合) | 極度額の範囲内 |
連帯債務者 | つけられる | つけられない |
上記のように、抵当権と根抵当権は異なる側面も多いため注意が必要です。
不動産に担保を設定する場合は、慎重に判断したいものです。