リーダーシップとは、グループをまとめ、一人一人の適正を掴み、グループの皆から信用され、人望があること。人望とは、リーダーが部下を引っ張っていく能力ではなく、部下がついてきてくれる能力である。そして、それはリーダーが決めることではなく、部下が決めることであると思う。

 私の経験からわかったことは、人望なくしてチームは、機能しないということです。

 今日の変化の激しい時代においては、どの企業でも取り組まなければならない課題が山積みである。そこで求められるのが「真のリーダーシップで人や組織を動かすことが出来る人材」だ。組織では、健全さを維持しながら強くなるには「優れたリーダー」の存在は不可欠である。

 では「真のリーダー」になるには……以前はリーダーシップとは、天性とかに基づいた主張があったようだが、今や、リーダーシップとは日々の努力の積み重ねで磨かれていくものと認識されている。

 ある人の話の中で、自分にリーダーシップが備わっているかを判断するには、自分の肩書きや立場とは無関係に真の自分に一度向き合って見ることと言われたことを思い出す。その「真の自分」について来る人がいるのなら、あなたは「真のリーダー」であるといえる。

 これはリーダーの条件になるのかも知れないが、経験の浅い人にとっては当然だし、判断力が弱く人を指導・育成することに自身が持てない人に、人を指導出来るわけがない。失敗する指導者には、自分の成功体験を他人に押しつける傾向があると言われる。昔のやり方が必ずしも通用するとは限らない現在、その時の成功が、自分の昔のイメージにとらわれてしまいがちです。

 部下に愛情をもって接し、その個性に目を向けてやり、積極的に活躍の場を与えて、先入観を持つことなくその人の才能を評価して、それを発揮するチャンスを与えることは、指導者にとって最も大切なことだと思考します。

 出口のないトンネルはないと言われますが、この先が見えない不安は今年も変わりそうにないと思われ、景気の後退は一段と鮮明化すると見た方がよいのではないか。

 結局は、リーダーが本気で「勝ちたい」「会社を発展させたい」という強い信念を持っているかどうかが重要であると思考する。

 この「リーダーシップ」というのは奥が深く、また次回にでも説明したいと思います。