「信用」ありますか?
最近雑誌を見ていたらこのようなタイトルを目にしました。少しご紹介いたします。
昨年6月に、消費者金融などからの新規借入を年収の三分の一に制限する「総量規制」を盛り込んだ改正貸金法が施行され、福井県内でも多重債務の整理が進められているところですが、皆さんは「指定信用情報機関」をご存じですか?
指定信用情報機関とは、簡単にいえば、借入のある人たちの「信用情報」を一元管理しているところです。貸金業者は新たな借入の申込を受けたときには、この「指定信用情報機関」に登録されている情報をもとに、申し込んだ人の希望通りに融資できるかどうかを確認し、貸し過ぎを防いでいます。これは法律で義務づけられていることです。
では「信用情報」とは何か? 氏名、生年月日などの“個人を特定するための情報”とクレジットやローンを利用した際の契約内容や延滞がないかの情報、更には現在の借入の残高がどのくらいあるのかといった“客観的な取引情報”で構成されていて、顧客の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。
もちろん、貸金業者が個人の「信用情報」を信用情報機関に登録、照会することは、申込時に必ず利用者に確認をとりますので、この「信用情報」が、本人の知らないうちに登録、照会されることはありません。また、人種や思想、保健医療、犯罪歴などの項目は一切含まれません。
結論として、お金を借りる際の重要審査項目は「信用力」が鍵をにぎることはいうまでもありません。
顧客からの質問等については、次回にでも説明したいと思います。