【ヒトに関する経営悪化の予兆】
①経理担当者や番頭格の社員の退職
会社の経営状況が悪いことを一番知っているのが、
経理担当者や番頭格の社員です。
経理担当者は経営状況の悪化を肌で感じています。
ましてや
粉飾決算のような不正を指示されることに
耐えかねて退職することもあります。
したがって
彼らの急な退職は、
会社に見切りをつけた場合が多いようです。
経営悪化の予兆、
もしくは
倒産する前兆であることは言わずもがなです。
②営業担当者、エース社員の退職
経営悪化に陥る会社の特徴として
優秀な人材が次々と辞めていくことが挙げられます。
彼らもまた社内情報を詳しく知り、
経営不振の予兆を見て取っているのです。
特に
企業の売上に直結する営業担当者が辞めていくことで、
売上が急激に落ち込み
資金繰りが悪化するケースがあります。
③人の出入りが激しく、いつも求人募集を行っている。
一見、
社員数は十分で入手は足りていそうでも、
人の出入りが激しく、
いつも求人募集を行っている企業は
注意が必要です。
社員は会社を映す鏡ともいわれるように、
人の出入りが激しいということは、
そこに何らかの問題があるということです。
経営悪化の予兆であると同時に、
企業の将来性にも疑問符が付きます。
人の動きが激しい場合は
注視することも重要です。