借り換えと条件変更は
資金繰りを楽にするという点では似ていますが、
まったく違います。
【借り換え】
新規融資を実行し、
その資金で既存の融資を返済することです。
したがって
新規融資が行えるだけの財務体質がなければなりません。
【条件変更】
借入金の返済が苦しい
という財務的な問題がある先に対して、
元本返済を一時的に猶予または減額などをすることです。
条件変更をした債権は、
貸出条件緩和債権に該当するため、
その融資先への新規融資は難しくなります。
今さらと思われる方もいらっしゃると思いますが
対応する時には十分確認する事が必要です。
(注)貸出条件緩和債権とは、
債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、
金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄
その他の債務者に有利となる
取り決めを行った貸出金のこと。