融資実行者としての責務を果たして欲しい

ここ数ヶ月、

ゼロゼロ融資や伴走支援型特別保証制度を

利用した取引先が、

既保証付き融資の折り返し融資を申し込んだところ、

①減額の要請があった

②増額申し込みをしたところ「謝絶」された

③「プロパー融資と協調」が条件になった

ということがあるようです。

           

今後も

ゼロゼロ融資の借換依頼は増えると考えられますが、

①~③の要請は資金繰り圧迫に直結し、

中小企業にとって

簡単に受け入れられるものではありません。

ゼロゼロ融資の出口対応には、

下記の3つの対応が必要であると思います。

                      

対応1 円滑に返済が進んでいくよう継続的にフォロー

対応2 保証協会とも連携し長期的な支援を

対応3 息の長い伴走支援を継続する

                      

金融機関は、

たとえ目先の収益に結びつかなくとも長期的視点にたち

「地域経済と顧客基盤を守る」という強い覚悟をもって

しっかり支援していって欲しいものです。