経営者の悩みの大きなもののひとつとして挙げられるもの、それは「資金繰り」だと思われます。
比較的資金繰りに苦しむことが考えにくい私でも、様々なお客様から資金繰りの相談を受けます。

相談を受ける度に悩みはつきません。
そのほとんどが「融資を受けたい」「資金調達」の相談です。

・開業資金!一体いくらまで貸してくれるのか?

・金融機関の融資窓口に突然行ってもいいものなのか?

・手形割引がいいのか、短期資金か長期資金なのか?

・リースはどうなのか?

・金融機関の評価をあげる決算書とは?

・返済困難に陥ったとき、銀行とはどんな交渉をするのか?

・そもそも本当に借りなければいけないのか?

・借りずに済む方法はないのか?

と悩みは尽きない。

 でも経営者の方々から話しを聞いてみると、「借りる側」に問題あるケースがかなりあります。
返済財源、すなわち借りる側が借りたお金をどうやって返済するのかを
「貸す側」にちゃんと説明出来ていない可能性が大きい。

 それには自分の会社の決算書の数字については質問されても回答出来ることが肝要です。

 ある社長さんいわく、「面談のときにこれからの事業のことを口頭で説明した」。
ちょっと昔なら、それで良かったかも知れない。そんな時代もありました。

社長のキャラクター一本で融資を受けられる時代もありました。
確かに社長のキャラクターは重要です。しかし、今の時代それだけではどうにもならなくなっているのです。
ましてそれだけでは融資を満額受けることは到底出来ないのが現実です。

 金融機関でも金融公庫でも保証協会でもみんな同じです。
あなたを面接した担当者の一存で、融資がOKになることはあり得ません。
口頭で伝えたあなたの事業計画及び決算書の説明が、最終決裁者に届くことが重要です。
(改善計画書等疎明資料で説明出来るもの)

 従って、「今回借りたお金は、こうやって返します」と、書面で表現することが大切なのです。
   そのポイントは次回にでも…