低金利を嘆く前に、なぜ金利が低いのかを考えてみることにします。

金利が変動する要因は? … 金利はお金の価値を表し、「今お金を使
いたい人」と「今お金を使わない人」のバランスで変動します。

お金を使いたい人が多くなるとお金を融通しづらくなりますから、
「お金を借りるためにはたくさんの金利が必要」になり、金利が上がります。

逆に、お金を使わない人が多くなると、お金を融通しやすくなりますから
「お金を借りるためにたくさんの金利は不要」になり、
金利は下がります。
預金金利が低いことへの不満をよく耳にしますが、預金金利が低いのは、預金する人が多いからです。

 預金を取り崩してお金を使う人が多くなれば、金利は上がるのです。

このように、私たち消費者の行動によって変動する金利を、「市場金利」
といいます。