こんにちは。
今回は入札におけるランク(格付け)のお話です。
入札は発注する工事の規模・業種によりA~Dに分けられています。
入札に参加出来る業者は自分が取得しているランクの発注工事案件にしか参加出来ません。
基本的には経営審査のP点をもとにランクは決まります。
ランクが低いからだめとの話もよく聞きますが、一概にそうとも言えません。
Aランクだからと言って、全ての入札案件に参加できるわけでもありませんし、C、Dランクしか参加できない案件もたくさんあります。
企業によっては、競合する企業も少なく、小さい工事を多く落札できるので、C,Dランクでいたいとの話もよく聞きます。
また、福井県では土木一式、建築一式工事の格付け要件に技術者の数が加わりました。(平成27・28年度資格審査より適用)
たとえば、Aランクは、土木一式は一級技術者が5人以上、建築一式は一級技術者が3人以上。
つまり点数がAランクの要件を満たしても、技術者の数が要件を満たしていなければAランクにはなれません。
この様に、最近では点数だけではなく「技術者要件」や「機械設備要件」なども加わってきました。