こんにちは。
Y点の改正について2回目です。
今回は負債回転期間について説明します。
この指標は、決算期末における負債総額が月商の何ヶ月分になるかを示す指標です。
この数値が低いほど負債の支払能力があると考えられ、低い(ゼロに近い)ほど良いとされています。
Y点に与える影響度は、8指標中6番目です。
計算式=(流動負債+固定負債)÷(1月の平均売上高)
会社の負債合計より平均月商が大きければ、ベストです。(こんな会社は、なかなか無いでしょうね)
ここで言う負債とは、銀行借入だけでなく、工事未払金や支払手形など負債勘定に含まれるものすべての事です。
例:A社 売上高3億円、 銀行借入2億円
B社 売上高3億円、 銀行借入1億5千万円、 支払手形5千万円
C社 売上高5億円、 銀行借入2億円
A社とB社では売上高、負債額は同じですが、負債の内訳が違います。この場合点数に差はつきません。
C社は他の2社よりも売上高が多い為、この指標に関してはA社・B社よりも良くなります。
次回は、総資本売上総利益率について御説明します。