こんにちは。

今回から8回に渡りY点の改正についてお話します。

Y点の指標が12指標から8指標に絞られた事は以前触れさせて頂きました。

その中で、今回は負債抵抗力を計る数値の1つとして、

純支払利息比率の指標について話しをさせて頂きます。

この指標は、売上高に対して実質の金利負担がどれだけあるのかをみる指標であり、


この比率は低い(ゼロに近い)ほど良いとされています。

Y点に与える影響度はこの指標が一番大きいです。

計算式=((支払利息-受取利息配当金)÷売上高)×100

例えば、売上高、受取利息配当金、借入金残高が全く同じ企業であれば、
この指標については支払利息が少ない会社の方が点数は良いです。

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A企業とB企業の違いは支払利息(青文字)の金額です。

棒グラフは負債抵抗力のみ標示しており、青チョボが現在値です。

この数値は前述の通りゼロ(グラフでは横線)に近い程良いということで、
AとBの企業を見比べていただくと分かり易いかと思います。

この指標を良い方向に持って行く対策として、

借入金については少しでも金利の低いものに借りかえを行う。

受取利息配当金には、役員貸付金利息なども含まれますので、
もし決算書上、雑収入に含まれているのであれば、受取利息配当金勘定へ振替する。

この様にその都度気をつけて頂いて、少しでも点数アップを図りましょう。