すみ子の 電子申請 奮!闘!記!!

 スタートと言っても、これからまだまだ準備がいるんです。

 電子申請を行うには、厚生労働省から届出システムに関連するソフトのダウンロードをしなくてはいけません。まぁたぁ?、訳が分らなくなって来ましたが、取りあえず申請用アプリケーション一式を入手し、何とパソコンにセッティングしたのでした。

 電子申請の準備が整った頃、タイミング良く(運悪く?)我が社にTさんが入社しました。入社には社会保険の手続きがつきものです。そう、いよいよ材料がそろったわけです。時に平成16年11月22日、喜んで、ハリキッテ、そして不安ながらに社会保険の取得手続きを電子申請にて行いました。

 電子申請の後、厚生労働省からの、電子申請のデータが届いたというメールと、審査が開始されたというメールは直ぐに届いたものの、届くはずの結果通知のメールが来ません。おや???

 ワクワクドキドキしながら返事を待ちましたが、一週間経っても返事が来ません。さすがにしびれを切らした私は厚生労働省に確認をしました。その結果、所轄の社会保険事務所で止まっている事が分かりました。


 私からの問い合わせの電話を受けた社会保険事務所は、その時初めて電子申請が届いていることに気付いたようです。それから大急ぎで対応して頂き、無事に電子申請第一号の健康保険証が出来上がりました。
 
(ごめんねTさん、あなたの健康保険証が遅れたのは、実はこんな理由だったの。でもおかげで、我が社での、そして、きっと社会保険事務所でも第一号の電子申請だったと思うよ。)

 次に被扶養者申請の手続きをすることになりました。
別紙(電子申請、別紙を紙で出す、寂しさよ。字余り。)の提出もスムーズに行い、社会保険事務所には電話で内容も連絡したせいでしょうか、今度はなんと、その日の内に健康保険証が出来上がって来たのです。

 あの時は流石、電子申請!これは凄いメリットだと思いました。

 通常なら健康保険証が出来上がるのに一週間から十日はかかるのに、時間がここまで短縮出来るのかと感激しました。
よくお客様から、まだ健康保険証が出来ないのか?と問い合わせを頂きます。健康保険証が紙からプラスティックカードになってからというもの、健康保険証発行にかなりの日数がかかるようになったのですが、電子申請なら即日交付も出来るようなんです。

 電子申請をするためには、企業側で電子証明書を取得していただく必要があります。個人事業形態で1千円、法人では8千円程かかります。電子申請をするために費用は掛かるは何もメリットが無いは、ではいっこうに進みませんから、まずこれでお客様の理解を得たいと思いました。

                            (高井すみ子 2005年記)