電子申請のモデル事業
我が社が社会保険や労働保険の電子申請を色々試みて、軌道に乗り出していた頃、厚生労働省は電子申請の普及を促進する為に、モデル事業を企画し、モデル事業実施県を三県、選んでいました。 偶然にも我が福井県が選ばれ、これはとても良い機会だと、モデル事業に応募しました。
このモデル事業は、「電子申請システムを用いて社会保険労務士が申請等を行う場合の事業主記載欄における電子署名を省略することによって電子政府の活用を促進するとともに受付業務の能率化を図る」ことを目的としていました。 (-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
つまり(^^ゞ、通常電子申請では、事業所と社会保険労務士の両方の電子署名を付すのですが、今回のモデル事業では、3ヶ月という期間限定で、事前届け出を行った事業所の電子申請については、社会保険労務士の電子署名だけで可能としたのでした。
遠くのお客様や、電子申請に興味を持って下さる事業所に説明をし、5つの事業所に、このモデル事業に参加していただきました。 季節は7月、ちょうど算定基礎届や月額変更届、夏季の賞与届の時期でもあったので、出来ることは全て、電子申請を利用しました。
聞いたところでは、電子申請を受信する社会保険事務所によっては対応が遅い所もあったようです。が、我らが(^^)武生社会保険事務所は、モデル事業が始まる前から何度も電子申請の話をしていたので、混乱も無くスムーズに処理をしていただき、とても助かりました。
お客様にも、書類に一つ一つ印鑑を押さなくてもよい事や、電話やメールで内容確認ができしだい電子申請出来る便利さ・素早さを理解して頂きました。
お客様の方から、電子申請しておいてね!と言われるようにもなりました。でもこれって、お客様からの信用が無かったら出来ないことなんだと実感しました。
このモデル事業の期間は3ヶ月と決まっていたので、アッと言う間の短い期間で終わってしまった印象でした。 今まで「手書き」が当然だった書類が、パソコン上から「送信」出来てしまう便利さを覚えてしまったので、もとに戻る事が億劫にさえ思えました。
そんな中、モデル事業所になって頂いた事業所の1社からから「これからも電子申請してくれる?」と電子証明書の取得をしてもらえる話しが出たので、とても嬉しかったです。
電子申請に挑んでから、早くも1年が経ちました。 パソコンに詳しくも無く、質問できる所もなく手探りで進んで来たこの1年は、まさに「奮闘期」でした。
今後も、私たちは、時代に乗り遅れないよう色々なことに取り組んでゆきます。
次は御社からの「電子申請しておいてね!」の声を、聞かせてください。(^^)
(高井すみ子 2005年記)
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