川中清司 

役立つ会話術
                                     
 まずこちらから心を開いて話すことが第1だ。
 「こちらが明るく笑顔で話すと、相手もだんだんと笑顔になり明るく話してくれる」。
難しい顔で話すと、相手も厳しい顔になる。
 「話は鏡のようなものだ」とイタリーの心理学者が言う。
 会話は相手をミラーと思えばOKだ。
・よく聞くこと。
・笑顔で話す。相手の気持ちを楽しませながら話すこと。
・よい空気YKで話しあおう。よい=Y、空気=K。

 第2のテクニックは、相手が言ったことを繰り返す。
 すると話しが弾む。
  「ものすごく寒くて体が冷えて震うんです」
 「ほんと、寒くて震えますねエ」
   だけど、あまりやり過ぎるとマイナス効果。バカにしいているように感じられてしまうので要注意だ。
 

 第3のテクニックは「メラビアンの法則」で、心理的評価を高めるコツだ。
 人が顔を合わせるときには、基本的に3つの要素がある。
 アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが実験で明らかにした。
 1.ボデーランゲージ(55%)
 2.話し方や声のトーン(38%)
 3.話しの内容(7%)
  分かりやすく言えば、身だしなみ、身振り- 動作(ボディランゲージ)が一番。表情や声の大きさが二番目、最後が話の内容ということだ。

 人が相手の情報を得る決め手は視覚情報と聴覚情報で、「話の内容」での「知的」コミニュケーションはわずかに7%に過ぎない。          
  嫌いな人の話は聞きたくない。これを「好悪の原則」という。
 人は快不快に左右せれる動物。初対面でも好印象を持たれるとプレゼンテーションがうまくいく。服装、話し方などの印象が伝達効果に影響する。

 チューニング効果を活用しよう。
 人は自分に関心のある事象だけを意識に鮮明に伝えるというメカニズムを持っている。
  関心のないことは無意識に遮断してしまう。商談でも相手の関心っをひくポイントから 話しを始めて展開していくことが大事だ。

【川中清司】