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 8月の終わりにトライアスロン珠洲大会へ出場しました。練習不足と猛暑の為に、今までで一番辛かったです。 先にゴールした出場選手、沿道の方々の応援がなかったら正直歩いていました。
トライアスロンはスタート前に海に向かって全員で腕を振り上げエイエイオーをします。これが終わると一斉にピリピリと空気が張りつめてきてヨーイドンで左の写真の様に海に飛び出していきます。
海では選手同士のぶつかり合いやクラゲとの戦いでとても練習どおりには泳げません。

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 陸にあがってホッと一息、次はバイクにまたがり、大谷峠の急勾配を目指してひた走ります。 峠の一番きつい所(頂上)は、本当に止まりそうになり、歩いている人も見かけます。
私も、甘い誘惑に誘われそうになりましたが、沿道の方の「あと50メートルだよ」という一声が耳に届いた瞬間、 いままでの「もう歩こう」という気持ちから「早くてっぺんに行きたい」との思いが強くなり、がむしゃらにペダルを踏みました。
ランも終わり、タイムは悪かったのですが、何故かまた来年にむけてと思いました。
まだ走っている選手に沿道で声をかけると、苦しそうな顔が笑顔に変わります。 歩いている選手に「もう少しでゴールですよ」と伝えると 「分かっているけど足が動いてくれん」と照れながらの返事が戻ってきます。でも足をひきずりながら走り始めました。
  同じ苦難に立ち向かう物同士で声を掛け合う事や、自分が苦しい時に掛けてくれる声援というものはもの凄く力になります。
体力ではなく気力がよみがえるのでしょうか。
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24時間テレビで100km完走された丸山先生も同じだったと思います。ゴール間際のあの形相は多分、 私が峠のてっぺんにむかっている時と同じ気持ちだったのでしょうか。
私達は会社組織、地域活動の中で人と人の繋がりを無視する訳にはいきません。頑張っている人や、一緒に頑張る仲間には声を掛け励まし合えばもっともっと頑張れるし楽しくなるなぁと感じました。
みんなでみんなを応援しましょう!!
 【小辻 正俊】