最後の親子マラソンで入賞しました。
一般的に親子マラソンは小学校4年生までと決まっています。
そんな中で3月に行われた足羽川ふれあいマラソンが長男との最後の親子マラソンでした。(4月からは5年生になるので)
もともと2人でクリアする目標タイムがあり、最後の大会でなんとか達成するという強い気持ちで臨んだ大会でした。
前年までは私の方が余裕で速かったのですが、スポ少に加入してからの長男の成長に驚いていたところ案の定、足を引っ張ってしまいました。
ウオーミングアップの段階で私くたくた、長男まだ暖まらないという状況に嫌な予感はしていました。
最初の1㎞はほぼ全力でついていき、4位につけていましたが、折り返しでは私はすでに終わっていました。
長男はエンジンが掛かり始めどんどん加速し、私はガス欠寸前、2組にゴール前300メートルほどで抜かれ完全に気持ちが切れかけました。
しかしながら、いつも子供にはあきらめるな!!どんな時でも最後まで全力を尽くせ!!と言っていた手前、中途半端に終わる訳にはいかないと、子供の背中を追っかけて必死に走りました。こんなに必死に走ったのは、現役時代以来です。
ゴール前付近では待ちきれない子供が手を伸ばしてきたのでそれにつかまり引っ張ってもらいました。
子供の力強さにこの1年でこんなに成長したのかと頼もしく思い、逆に私がしっかり走れていれば表彰台に上がれたという思いもあり、ゴールした後で長男に謝りました。
「最後の大会で表彰台に上がれるチャンスをお父さんのせいで潰してしまってごめんな。」
長男は「良いよ」とあっさり許してくれました。これからはお父さんの分も1人で走ると前向きな言葉を残してくれました。
結果6位入賞、去年までクリア出来なかった目標タイムを2分近く縮めました。
【小辻正俊】