子供の頃、お正月に｢書き初め」を書いた。仕事を始め事務所を開いてから毎年続けている。
全社員に年頭所感を話し、社員一人ひとりからも一年の抱負を発表してもらう。
よく耳にするのは「今年はこうします」という夢やビジョンの発表だ。
ノーベル賞を受賞した山中伸弥先生は、成果を出す秘訣は「ＶＷ」だという。「Ｖ」は 「ビジョン」。
「Ｗ」は「ワークハード」、努力するという意味である。
夢や理想は誰にでも語ることができるが、ビジョンを持つことは難しい。
達成できなければ本当のビジョンにはならない。具体的なビジョンを描き、それを実現させるのは至難の業だ。
それでも、将来のゴールを描き、それに向かって努力し続ける ことが大事だ。
達成できるかどうか？そこには「運」もある。「運」は寝ていては来てくれない。
「果 報は寝て待て」はウソで「練って待て」が本当だ。
運の字は車をはこぶという形で、努力して車を動かし、自分で引き寄せないとやってこないのである。
明確な目的を持って努力すれば、それは必ず手に入れる事ができる。
諦めない。くさらない。自分を励ます大らかさ。それが大事と信じている。
【川中 清司】
