年の暮れに環境省が発表した、花粉の記事が載っていました。花粉症で悩んでいる私にとっては朗報です。今年春のスギとヒノキの花粉量は、昨年と比べて全国的に少なくなる。過去十年間を平均した例年の値と比べても、北海道と四国、九州の一部を除いて少なく、半分以下になる地域もある、と。
 昨年の夏は日照時間が長く、気温が高めで花粉を飛ばす雄花が今年春に多くなりやすい気象条件だったそうです。しかし、昨年春に実が多くできた影響で雄花が形成されにくくなっており、花粉飛散量は少ないと予測されるとのことです。
 各地の飛散量予測は、福島、茨城、新潟、富山、石川、愛知、山口、鳥取の各県は、例年の20~30%台と見積もったそうです。肝心な福井は、例年の78%、昨年と比べると38%程度。東北南部、関東北部、北陸、東海、近畿南部、中国地方では昨春比で30%以下の地域が多く、一方で北海道、青森、宮崎県の花粉飛散量は、昨年春を上回る見込み。
 スギ花粉が飛び始める日は、全国的に例年並みか例年よりやや遅くなると予測。九州や四国などで二月上旬から飛散が始まり、次第に北上する。昨年春と比べ、西日本では五日前後遅くなる可能性が高いそうです。ちなみに福井県は二月中旬~下旬頃。
 花粉シーズンの近づく1月の終わり頃から、日々の気象情報を確認して花粉シーズンの到来に備えましょう。対策は皆さん万全だと思いますが、マスクは当然おすすめです。もう一つに「メガネ」があります。花粉症用メガネもありますが、通常のメガネでも何もしないときに比べて目に入る花粉の量を約3分の1に押さえるとのことです。
 とにかく早め早めのケアで、自己治癒力を高めて花粉シーズンを乗り切り、春を迎えたいものです。