新聞等でも報道されているように、住宅エコポイント制度は、予想を上回る申請があったことから、工事の対象期間が五ヶ月間短縮され、7月末までに着工・着手した新築、リフォームの工事となりました。

 以下報道された概要等を簡単にまとめてみました。
・ポイントの申請、交換の期限に変更はありません。
・対象期間を短くしたことで、期間中に着工・着手した対象工事は全てポイントが発行される見込みですが、万が一、申請期限までに実際の申請の申請額が予算に達成した場合は、その時点で発行終了となります。そのため申請は期限まで待たず、早めにされるといいでしょう。

 

 ちなみに申請期限は、リフォーム工事の場合が2012年3月31日、新築工事で一戸建て住宅なら同年6月30日。対象となる新築マンションを取得する場合は、階数により申請期限が異なるので別途、確認下さい。ポイントの交換期限は全て同じで14年3月31日です。

 もうひとつ注意したいのは、ポイント加算の対象が増えたことです。新築の場合、基準を満たす住宅は一律30万ポイントですが、今年1月以降に着工した場合には、太陽熱利用システムの設置で2万ポイントが加算され、合計32万ポイントになります。リフォームで今年1月以降の着手なら、太陽熱利用システムや節水型トイレ、高断熱浴槽の設置にもポイントがつきます。いずれも対象となる製品の場合で、リフオームの一戸当たりの上限30ポイントは従来と変わりません。

 取得ポイントは省エネ製品や商品券などと交換出来るほか、追加で実施する工事費用にも充当でき、東日本大震災の被災地支援の義援金にも充てられます。

 よくある質問では、
1.窓を1箇所だけ断熱した場合も、住宅エコポイントの発行対象となりますか?
 →なります(但し、自分で内窓を設置しリフォームした場合は対象になりません)。
2.住宅エコポイントの申請者は誰になりますか?
 →住宅所有者です。また施工業者の代理申請でも可能です。
3.家電エコポイントと合算して交換出来ますか?
 →出来ません。
4.持家・借家・一戸建ての住宅・共同住宅等の別によらず、対象となりますか?
 →対象となります。

エコポイントに関する問い合わせ先は、
(財)住宅リフォーム・紛争処理センター 電話03-3261-9358(10:00 ~ 12:00  13:00 ~ 15:00)