○ 与信管理の基礎知識

 

企業が相手にお金を貸したり、製品を販売して回収するまでの売掛金は、

相手を信頼して「信用」与えることとなる。

その債権を回収するための手立てを「与信管理」という。

企業は取引先に応じた「信用枠」を設けて、その範囲でお金を貸したり製品を売ったりする。

具体的な与信管理は、1.取引先の評価と、2.取引先の「信用枠」を設けて

その範囲内で売掛残高を管理することになる。

 取引先の評価

取引先との会話や観察の中で情報を得る。営業担当や審査部員(金融機関)があたる。

同業他社や地域の人からの情報を活用する。

予め、10項目程度のチェックポイントを儲けて点数方式で評価する。

 外部情報の活用

1.登記簿(不動産・商業など)で財務内容や担保設定の様子や、

社名、本店所在地の変更、目的、役員の内容などをつかむ。

2.興信所の情報

 

 

一歩進んだ評価

最近では、統計手法により算出した新たなリスク指標もある。

これを使うと、さらに精度が高く「危ない会社」と「安全な会社」を見分けることが可能になってきた。