金融コラム(17)
資金繰り改善マニュアル

【資金繰りが苦しくなる7つの原因】
資金繰りが苦しい場合、

当然その改善策を講じなければ、

ゆくゆくは事業の継続が難しくなります。
しかし、なぜ資金繰りが苦しいのか、

その原因を把握しなければ

効果的な資金繰りの改善策を打つことができません。

会社の業務が順調に推移しているときは

資金繰りは楽になります。
逆に会社の業務に何らかの改善が必要な場合、

資金繰りはきつくなってきます。

資金繰りは

損益決算以上に会社の実情を表しています。

損益決算は黒字決算であるにもかかわらず、

資金繰りが破綻し倒産してしまうケースが良くあることは

ご存じのことと思います。
決算書では必ずしも現れない会社事業の問題点が

資金繰り上は正直に現れてくるのです。
資金繰りの改善は

会社をますます強くすることにつながります。

当然決算書の数字も良くなり、

銀行の信用格付けも上昇し、

より有利な条件で融資を受けることが可能になります。
資金繰りがきつくなる、

苦しくなる場合は必ず原因がありますが、

おおむね

次の7つの原因に集約され留と思われます。
1.売上が減少しているとき

2.売掛期間が長期化しているとき

3.仕入や経費が増加しているとき

4.買掛期間が短期化しているとき

5.在庫水準が多いとき

6.設備投資の負担が重いとき

7.借入金の返済負担が重いとき
次回は【売掛期間の長期化は資金繰りを悪化させる】です

 

以上